スポーツジムに通って頑張っている。
でもなんか痩せないし健康になっている気がしない。
頑張っているのに……
と納得いかない人が多いです。
その理由はこれです。
「運動以外のところが努力になっている」
からです。
詳しく説明します。
スポーツジムで本当に効果が出るのは「実質トレーニング時間」だけ
スポーツジムで何をするか?
当然運動です。
そのために通っている。
しかし多くの人は勘違いしています。
- 家からスポーツジムに移動する
- 到着して着替える
- 何か運動する
- ダラダラする
- 運動したりダラダラしたり
- シャワー浴びる
- 着替える
- 家に帰る
これが多くの人が言う「私はスポーツジムに通っています」の中身です。
でも「運動効果」があるのは3と5です。
5は人によってダラダラしているだけの人も多いですね。
それ以外はジムに通うための必要行為であり、ジム効果とは何の関係もありません。
実は9割の人はスポーツジムで頑張れていない
スポーツジムに長年通っていたら分かりますが、多くの人がダラダラしている時間があります。
しかもかなり長時間。
そしてそういう人はそのうち見なくなります。
退会したかスポーツジムの主な収入源となる「幽霊会員」になったかです。
9割の人はスポーツジムに通っているということ自体に「達成感」「義務を果たした感」を感じています。
9割という数字は、スポーツジムの新規会員の9割が1年持たずに退会したり通わなくなるとかのデータがあったはずだから。うろ覚えですみません。
スポーツジムの運動効果は「運動している時間」だけに発生します。
でも多くの人は、
- スポーツジムに行こうと思うのが大変
- それなのに頑張って着替えて家を出た
- スポーツジムで運動した
という3つの努力を達成したと感じています。
しかし運動効果は3番だけです。当たり前。
しかしスポーツジム内で運動していた「実質時間」は想像以上に少ない。
そりゃ痩せもしないし筋肉も付きませんわ。
本当にスポーツジムが必要なのか?
- スポーツジムに通えば何とかなる
- 運動しなくちゃ……(なんとなくスポーツジムに通い出した)
- 家だと運動できないからスポーツジムに行く
スポーツジムの目的ってこんなところじゃないでしょうか?
じゃあ、そもそもこの目的は合っているのでしょうか?
スポーツジムに通えば何とかなる……わけないだろぉ?
これが一番最悪。
スポーツジムに通うのが目的になっているパターン。
目的意識が低いからスポーツジムに向かう道中さえ「努力している」気分になっています。
体を動かすという運動、トレーニングをしないと体に変化が起きないのは当たり前。
なんとなくスポーツジムに行っても運動する気にはならない
運動というのは「つらいもの」なので、ドMでもない限り喜んで自発的にやれるもんじゃありません。
なかやまきんに君にしかし、プロスポーツ選手にしかり、彼らがつらいトレーニングを継続できるのは、運動によって得られるメリットを明確に捉えているからです。
運動するしかないんです。
しかも運動で得られるメリットが嬉しい。
そりゃトレーニングが続きます。
なんとなくスポーツジムに行っていないんです。彼らは。
スポーツジムは運動をするためというより、理想の運動をするために必要な場所だから行っています。
一般人が何となくスポーツジムに行って運動する気になるわけありません。
大多数の人は家で十分運動効果が得られる
まあ私も昔は「運動するならスポーツジム」という考えでした。
しかし実際は違います。
大多数の人はスポーツジム不要です。
運動するという目的だけで言うなら。
なぜなら、ボディービルとかスポーツ能力向上とか、かなり上を目指す必要性がない限り自宅でできる運動で十分な効果が発揮できるからです。
ただやり方が分からない。
そこでスポーツジムに行けば何とかなるという期待があるので多くの人はスポーツジムに通います。
ただスポーツジムでトレーナーを付けたりしない限り、大体の人は我流で効率が悪く、効果が実感できない内に最初のやる気テンションも下がるので行かなくなってしまいます。
9割の人がスポーツジムで効果が出る運動のコツ
さて9割の人がスポーツジムで運動効果をまともに出せていません。
じゃあどうすればいいのか?
問題は「スポーツジムで実際に運動している時間が短い」ということです。
ここを何とかすればいい。
しかし多くの人がここで間違います。
効果が出ていないから時間を伸ばす。
これ一番ダメです。
なぜか?
嫌になるからです。
そもそも運動大好きとか、運動の効果を実感してもいないのに辛い運動時間が伸びるだけなんて地獄です。
時間は伸ばしちゃいけません。
むしろスポーツジム滞在時間を今より半分以下にします。
筋トレなら使うマシンは1つか2つにします。
つまり時間もやることも減らすのです。
意外かもしれませんが、これが一番効果が出ます。
とにかく短時間で集中してやる
とにかく短時間で運動を済ませます。
筋トレマシンなら数回から10回程度で限界が来る負荷で3セットとか。
1つのマシンだけでいいです。
余裕があっても2つまで。
その代わり真剣にやります。
スマホを見たりしてはいけません。
これだけやったら帰る!という意志でド短期集中でやります。
ただ急いで動かしてはいけません。丁寧に。真剣に。
できれば鍛える部位の筋肉を意識して。
絶対にすぐ家に帰る
上記のド短期トレーニングはすぐ終わります。
10分もかかりません。数分です。
それで家に帰りましょう。
「もっとやったほうがいいかも……」
「せっかくジムに来たしもう少しやって帰ろう」
は禁止です。
スポーツジムで効果が出るには、
- 確かな運動刺激(強度)
- 数ヶ月以上に及ぶ継続
が必須です。
もう少しやったほうがいい、という「努力」はストレスです。
まだ物足りない、は次にジムに通う活力になります。
こんなもんか……で帰ると次のジムが楽しみになる
運動、トレーニングは基本つらいもの。楽しいものじゃありません。
スポーツジムでの運動が物足りないくらいで済ませると、また次来てやりたいな、やらなくちゃ、という動機が生まれやすくなります。
しかし1日で限界まで、疲れきるまでやってしまうと満足してしまいます。
しかも疲労がたまりストレスも感じます。
そんな場所にわざわざでかけたくなるか?
だから多くの人はジムが嫌になるんです。みんなジムに長時間滞在しすぎ。
あんな面白くないところは1秒でも早く帰るべきなんです。
筋トレは短時間集中で十分効果が出る
筋トレは短時間で効果が出ます。
時間をかけても嫌になるだけです。
時間をかけてジムで筋トレして続けられるのは、よっぽど筋肉を付けたいという強い意思がある人だけです。
とにかく、もう上がらない~ってなるまでやって、そうなったら帰りましょう。
1種目、1マシンでいいです。本当に。
有酸素運動はインターバルを取り入れると時短できる
ランニングマシンなどの有酸素運動は長時間やらないとダメなイメージがあります。
確かに筋トレみたいに短時間じゃ効果は出ません。
ただインターバルを取り入れると短時間でも効果が出ます。
ゆっくり、激しく、ゆっくり、激しく
という強弱を付けてやると、ダラダラやるより疲れがより早く溜まります。
でも短時間なので嫌になりづらく、また次回もやる気が起きます。
インターバルトレーニングのやり方はいろいろ教えがありますが、最初はたまに速度を上げて、ゆっくりで休みつつ、また速度を上げて、というのを繰り返せばいいです。
時短ジムトレを続けると自然に追加でトレーニグできるようになる
時短でスポーツジムを後にしていると、次第に「無理せず」2種目のトレーニグを追加できるようになります。
「やらなくちゃ」
という無理な義務感じゃなくて、なんかやろうかな?という自然な流れで追加できるようになります。
これはストレスを感じながら、ストレスを隠しながらの追加ではないので、次回のスポーツジム来訪に対するストレスになりません。
なんでもそうです。
最初からキツいと嫌になって続きません。
でも、ストレスなくできるレベルなど段々慣れて習慣化してきます。
スポーツジムで運動が当たり前になると一生の財産になる
スポーツジムで運動するのが当たり前の習慣になると、特に「頑張るぞ!」と思わなくても運動ができるようになります。
つまりダイエットや健康維持などが容易になります。
スポーツジムの効果はここからです。
- スポーツジムで短時間でも集中して運動できるようになる
- スポーツジムに通うのが億劫でなくなる
この流れになると勝ちです。
一生の財産です。
スポーツジムに通っているけど効果が出ない、退会しようかどうか?
そう悩んでいる人は、今からでも時短で集中トレしてすぐ家に帰りましょう。
気分がかなり変わるはずですよ。