自分が年老いていくと自信を失ってしまい、自分の存在価値があるのか?という後ろ向きになることが増えます。
特に強く感じちゃうと、もしこれ以上弱ってしまって老いたら家族に迷惑をかけてしまう……
それは嫌だな……
と悩んでしまう人がいます。
じゃあ年老いてから家族に迷惑をかけないようにするにはどうすればいいか?
まず家族にかかる迷惑って何か?という点を絞るところから始めます。
誰でもできて効果が高いのは3つ
脚力を鍛える
スポーツジムでも自宅でも何でもいいです。
脚の筋肉を鍛えましょう。
詳細に言うとお尻から太ももまでです。
スクワットとか自転車がいい。
これだけで転倒事故リスクが下げられるし、行動力が落ちないので認知症やボケなどのリスクも下げられます。
水分をしっかり取る
人は水分でできています。
真夏に年寄りが熱中症でよく死にます。
若い人からしたらなんでエアコンかけない、なんで水分取らないのか?って疑問に思うでしょうが、歳を取ると体温上昇も喉の乾きの感覚も鈍くなるんです。
水分が不足すると体の不調はもちろん意識レベルも低下します。
ウチの父親は水分をあまり取らないのですが、明らかに足りていないときは耳が余計に遠いし会話がうまくいかなかったりします。
水分をしっかり取るとこういうのがスパッと消えるんですよね。
水分大事。
タンパク質をしっかりとる
歳取ると若者のメシは食っちゃダメだ。
という考えになる年寄りが増えます。
また単純に肉や魚が受け付けなくなったという人も増えますね。
ただ人は水とタンパク質でできています。
健康でいるためには心臓も血管もその他内蔵も維持されないといけません。
そして自分で介護無しで動くには筋肉と骨がしっかりしていないといけません。
これらはみんなタンパク質でできています。
むしろ年寄りのほうがタンパク質を意識して食べないといけないんです。
家族の負担が非常に大きい年寄りの症状
家族に迷惑というと表現があれですが、あえて迷惑と表現していいなら以下の2つ。
他にもいろいろあるでしょうが、人間年老いたらできないことが増えるので仕方がありません。
だから最大のこの2つを何とか避けられるように今から取り組むのがいいです。
寝たきり介護は家族負担が非常に大きい
やはり介護は負担が大きいです。
金銭面もだし精神的にもかなりきます。
避けられるものなら避けたい。
認知症・ボケは非常に精神的にくるものがある
歳を取ると誰でも耳が遠くなってきます。
何度も聞き直されると「イラッ」としますよね。
あれの究極状態が認知症・ボケです。
毎日そうなります。
脚力を鍛えると介護リスクが大幅に減らせる理由
転倒リスクを減らせる
年寄りが介護になる理由はいくつもありますが、一番身近でよく聞く原因が転倒による骨折です。
転倒は体全体の神経や筋肉の衰えなどが引き起こしますが、脚力を鍛えているだけでかなり防げます。
それだけで股関節の可動域が広がり、筋肉も柔軟になり段差につまづきにくくなります。
歳を取ると移動範囲、体を大きく使うことが減ります。
そのため関節も筋肉も渋くなってしまい、かつ脚が思っているほど上に上がらず段差でつまづきやすくなり転倒。
年寄りの転倒はそのまま介護状態になる可能性がかなりあります。
つまり脚力を鍛える習慣だけで、介護リスクは下げられるということです。
歳を取ってからの転倒事故は痴呆症・ボケに繋がりやすい
歳を取ると骨折の治りも悪く、一時的に寝たきりや車いす生活になります。当然補助介護付き。
若い時に骨折して同様の状態になっても、
「早く回復して仕事に復帰しなくちゃ!」
「遊びに行きたい!」
と前向きになります。
でも年寄りはそうはいきません。
特に目標がなくて寿命のゴールも見え始めている。
頑張ろう!って気分にならないし、何かやらないといけない目標や義務もない。
このせいで一気に気が弱ってしまい寝たきりのままになるケースが非常に多いです。
行動範囲が落ちないから刺激を受けやすく痴呆症・ボケになりにくい
自営業や職人さん、漁師さんなどで90歳超えても現役で仕事している人っていますよね。
あれなんでノー介護で元気かというと、体を動かしてしっかり食べているのもありますが、何より仕事という「気を使う」環境に身を置き続けているからです。
刺激が多いんです。歳の割に。
若い人でも密室に閉じ込められたらどうなるでしょうか?
下手するとおかしくなりますよね?
歳を取ると視覚も聴覚も何もかも劣化します。つまり次第に密室みたいな環境になるんです。刺激が絶たれていく。
でも何かと動き回る用事があると、その度に何かを見つけたり気づいたり考えたりと脳が心が刺激を受けます。
そのためには自分で動ける脚力が必須なんです。
水分不足解消で介護リスクを減らせる理由
若い人でも水分不足はボーッとする。年寄りはもっと悪化する
若い健康な人でも水分不足になると意識が低下します。
年寄りになるともっとです。
普通、水分不足は一時的なものです。
でも歳を取ると喉が乾いた感覚まで鈍くなるので、年がら年中水分不足状態になりがち。
でも気づかない。
実はボーッとして昔できていたことができなくなったり、ボケたのか?と感じるのは水分不足が原因の一つかもしれません。
体の脳のゴミ掃除に水分は欠かせない。つまりボケ・認知リスクを下げられるかもしれない
認知症などは脳になんかゴミが溜まることで発症するんだとか。
そのゴミを取り除く薬とかが研究されていますが、誰しもが治療できる未来はまだまだ。
結局のところ、人間の体内にある不要なゴミって物理的に外に排出するしかないですよね。
汗とか便とかで。
結局どちらも水分がないと困ります。
汗とおしっこはもちろんのこと、大便だって水分が足りないとカチカチで便秘になり体に毒素が回ります。
脳の中も睡眠中に液体がぐわんぐわんして老廃物質を洗い流すそうです。そんな映像があります。
てことは水分ですよね。
水分が不足すると頭にいらんものが溜まりやすくなる、かもしれない。
そう考えられなくもないので、まあ水分は不足させないことに越したことない。
タンパク質摂取で介護リスクを減らせる理由
タンパク質が不足すると筋肉が痩せし身体もろもろがボロボロになるから
人が動き回るには筋肉が必須。
心臓も血管も肌も髪も何もかもタンパク質で作られます。
しかし年寄りになるに連れてタンパク質の摂取量が減る人が多い。
再生力が低下するから体の衰えが来るのは確かですが、材料となるタンパク質が足りないから衰えが加速している人がいます。
いくら名工の大工がいても木材と釘がなければ家は建ちません。
介護なしで暮らすには自分で動き回れる筋肉が必須だから
介護無しで人生を謳歌しようとしたら、当然自分の脚で動き回る必要があります。
骨は誰でもあります。弱くなっても骨は骨。何もせずにいきなり折れることはありません。
でも筋肉はどうか?
骨を動かすのは筋肉です。
しかし筋肉は個人差があります。ある人はあるけどない人にはない(少ない)。
筋力が低下すると、特に脚力が低下すると行動範囲が狭くなります。
すると今までできていた日常生活ができなくなります。
その大事な筋肉はタンパク質でできています。
タンパク質が不足していたら介護なしの生活はやってきません。
脚力維持・水分摂取量意識・タンパク質意識で老後は変わる
認知症やボケないための対策とかはないです。
研究している医者がボケるんだからどうしようもない。
普段から健康うんぬん言っている専門家が、老後本当に健康に晩年を過ごしているのかも分かりません。
結局のところ、これが必要、これだけはやっておいたら介護状態になりにくい、というハッキリしたことだけやっておけばいいってことです。
脚力がないと自分で身の回りのことできなくなります。
人は水分とタンパク質で主にできています。どっちもないと身体も神経も保てません。
これだけじゃないでしょうか?やるべきことは。
あとは自分で自由にすればいいでしょう。難しく考えたって介護回避なんて確実な方法ないんですから。