スポーツジムは新規入会者の半分が半年で退会、1年で90%退会します。
これに加えて幽霊会員もいるので実態はもっとひどい。
なので、まずスポーツジムが続かない自分をダメなやつと嘆く必要はありません。みんな続いていないので。
スポーツジムが続かない理由6つ
1.家からジムまでが遠い
昔、一度だけ1年通えずやめたことがあります。
当時は今ほどスポーツジムがなくて、行きたかったけど遠かった。
それでも契約して行ったんですが、最初のテンションがなくなってくると面倒に。
そうしたらだんだんと行かなくなりました。
ジムの施設内容や料金などでどこに通うか決めますが、何より近いというのは続けやすい条件です。
あまり施設内容、料金にこだわりすぎてはいけません。
2.ジムに行く服装が決まっていない
歩いてとか、自転車ですぐのジムならいいのですが、電車に乗って行く距離だと服装が問題になります。
気にしない人は気にしませんが、やはり外に出かけるので服が気に入らないと出かけるのが嫌になりますよね。
これが仕事なら、仕事を避けられないから服がどうとか言ってられません。なんか今日の服は気に入らないと思っても、我慢してでかける必要があります。
でもジムならどうか?
スポーツジムって決して楽しい場所じゃないです。むしろつらい。
しかも仕事と違って行かなくてもいい。誰にも怒られない。むしろ出費が減る。
なので、出かける服が決まらないのが何度も続くと、だんだんとジムに行くのが億劫になってきます。もう今日はいいか、と行かなくなると、次第にジムに行こうとする気も起こらなくなります。
ジムに行く場合の服装はシンプルでいいです。できるだけ、ジムに行くと決めたらサッと出かけられるようにしましょう。
3.ジムで何をするか決まっていない
最近はパーソナルジムが流行ってますが、パーソナルジムは一人でやるより続けやすいメリットがあります。
これは、何をどれだけすればいいのか?を一切自分で考えなくていいからです。
ただパーソナルジムに行けばいいだけ。
でも一般的なジムの場合、パーソナルトレーナーと契約しない限り、自分で何をやるか考えて行動しないといけません。
そもそもスポーツジムに行く理由は、ダイエットのためとか健康のため、何となくとかでボンヤリした目標の人がほとんど。
だから何をすればいいのか分からないし、なんとなくマシンで筋トレしたりランニングマシンで歩いているだけって人が多いです。
つまり目標がないからやるべきことも分からない。なんか行くだけのジムになり、次第に面倒になってきます。
スポーツジムを続けたいなら、胸を分厚くしたい(胸の筋トレマシン)、30分しっかり運動したい(30分のスタジオ)など、簡単な目標を持って行くと続けやすいです。
4.ジムの効果が実感できていない
運動って自分なりに頑張っても、痩せたとか筋肉がついたとか効果がなかなか実感できません。
多くの人はジムに通えば効果が出やすい、と何となく思っていると思います。
でも、自宅でやる運動、筋トレと効果は大して変わりません。
筋トレなら自宅でかけられない負荷がかけられるのと、自宅では体験できない一体感が後押ししてくれるスタジオプログラムくらいしかメリットはありません。
だからジムに通っているのに効果がないなあ、となってしまい、ジムに行く意味が感じられなくなりフェードアウト。
スポーツジムに通うことのメリットをどこかで感じないと誰だって続けられません。仕事だって無給なら行かないでしょ?
でも筋トレや運動の効果ってなかなか出ません。
だからこそ、何をどれだけやるか?の目標が重要。
これをクリアした、という結果を繰り返して、自分は頑張っている!という実感を持つことが重要。そうすると効果は気にならず、いつの間にか体が変わっていきます。
5.運動している自分の姿が気に入らない
プライベートジムに通う人は、自分の運動している姿を見られたくないって人も多いです。
自分の体が気に入らないからジムに行って変えたいのに、色んな人にそんな体を見られたくない。また運動しているところは恥ずかしいとか。
15年以上通っている身として、他人に目が行くことはありますが、その人が太っているなあとか、ダセえなあとか思うことは一度もありませんでした。
そりゃ性格にもよるでしょうが、スポーツジムに通っている人の大半は、自分がそんなにイケていると思ってジムに来ていません。
格好悪い人ばかりとかじゃなくて、他人を気にしていない。なので自分を意識もしていません
意識しているのは、ムキムキのお兄さんだけ。それも、あの人の筋肉すげえなあ、とかです。誰もバカにした目で見ていません。みんな自分のことでいっぱい。
多少なりとも筋トレとか有酸素運動をしていたら、他人のことに意識をさく余裕が減ります。
だから気にしなくていいです。
そうは言っても気になるよ~という場合は、ジムでの服装にこだわりましょう。
ジムでの服装に自信が持てればジム通いが億劫になることはありません。
出不精という言葉がありますが、外にでかけたくない人って気に入った服がないから、って結構多いんですよ。なのでスポーツジムも服装がバッチリお気に入りだと、他人に見られるとか気にならなくなって、テンションも上がり運動がしっかりできますよ。
6.最初から頑張りすぎ・滞在しすぎ
これがかなりの主原因。
みんな最初から真面目に頑張りすぎなんですよ。
運動って1年続けるだけでも大変ですが、人生で1年だけ運動しても意味ないんです。
今後も習慣的に運動できるかどうか?癖になるかどうか?それを身につけに行くのがスポーツジム。
じゃあ習慣にしたいことって、最初からしんどいとどうなるか?
続けられませんよん。そりゃそうです。
スポーツジムに通い始めの頃って、これからやるぞ!月会費の元取るぞ!とかやる気があります。なのではじめから真面目にしっかりと運動しようとします。
でも、何をどれだけやるって目標がない人が大半なので、なんかやらなきゃ!という思いと裏腹に、なんとなくやっているだけ。
よく分からないけどすぐ帰っちゃもったいないから、もうちょっとジムにいよう。とりあえずあの筋トレマシン動かそう。
こんな感じで時間を過ごします。
この身が詰まっていない時間をダラダラ過ごしているだけなのに、心の疲労感はしっかり残ります。なんかよく分からんけど頑張った!と思っちゃいます。
でもそんな時間が有意義か?というと違います。また行きたい場所か?というと違うでしょ?
通いたての最初のテンション、魔法が解けたら一気に面倒になります。
スポーツジムが続かない最大の理由として、最初の方で頑張りすぎ、長時間滞在しすぎなんです。
これから何十年と同じ運動ができるかどうか?
これを意識してください。
できそうな内容のトレーニングを、できそうな滞在時間だけで済ませて、それをオーバーする内容は全てカット!!
ジムに通いたて、これから通い直したい人のどちらも、筋トレならマシンを1つか2つ、真剣にしっかり追い込んでやって、サッと家に帰りましょう。
10回くらい繰り返してたら、次第にもうちょっとやろうと思えてきます。そうなるのが習慣。人生の財産が手に入った証拠です。
誰でもスポーツジムが続けられるようになるコツ5つ
1.家から近いジムに通う
遠いところまで辛い思いをしにいくことはありません。
運動という面倒なことに足を向かわせるためには、なるべく近いジムが有効。
スタジオの先生で希望の人がいる、どうしても必要な施設がそこしかない、とかじゃない限り、ジムなんて時間をかけていくものじゃありません。
2.筋トレは大きな筋肉だけ鍛える
ジムで筋トレする人が増えていますが、みんな漠然とやっているので効果が出にくいです。
続けやすい筋トレは、筋肉が大きな部分を鍛えるマシンです。
なぜかというと、筋トレの辛さ、面倒臭さは、やはり回数と時間が伸びると強くなるから。
サッと終われば、強い負荷でもストレスにならないんです。我慢は一瞬なので。
できるだけ1回の動作で多く筋肉を動かしたほうが、消費するカロリーも刺激も多くなります。
つまり効率がいい。
具体的には、太もも、お尻、背中。
これらの筋肉を鍛えるマシンだけやりにいけばいいです。しばらくそれだけでO.K.
もっとバランス良く鍛えなくちゃって思うでしょうが、バランスより続けられるかどうかが問題ですよね。内容にこだわっていたら一生ジム通いは習慣になりません。
3.1~2種目だけ真剣にやってサッと帰る
筋トレ愛好者って、ダラダラした時間がなくてキッチリ短時間でトレーニングして帰っていきます。
一方、ジム通いが続かない人の筋トレって、ダラダラやってスマホ見てまた思い出したようにやって、内容の割に滞在時間が長い。
ダラダラやってしまうということは、それだけつまらないってことです。つまらない時間を長くすごく場所がジムになっているため、当然行くのが次第に嫌になってきます。
ジムが続かない人は、スタジオプログラムなら短いプログラムを1つ。筋トレならマシン1つか2つ。
これを真剣に集中してやりましょう。
たったこれだけでいいので、真剣に。
やることが決まっていたらダラダラしません。これをやったら帰れるので。
そんなんじゃ効果が出なさそうって思うかもしれませんが、1回のジムでフルにやるとまず疲れて嫌になって続きません。少なくていいから真剣にやった短時間トレーニングは怠け癖がある人でも続けられる可能性大。
運動効果は運動をやめるとなくなります。当たり前ですが。
だったら、1回の効果にこだわるより、続けられる内容にしたほうが将来的に効果があると思いませんか?
4.なるべく限界まで負荷をかけて10秒休んで3セットが基本
筋トレはよく13~15回ほどできる負荷がいい、とされています。
確かにそうなんですが、これってほとんどの人が甘くなっています。
15回でもう限界!
って人は、実は20回できたりするんです。
すると、頑張っているつもりなのに、筋肉にあまり負荷をかけられていないから効果があまり出ないんです。
ちゃんとできていたら筋肉痛とか筋肉の重さを翌日に感じるのですが、あまりそうなっていない人が目立ちます。
つまりある程度追い込まないと筋トレ効果は出づらい、出るけど結果が出るのに時間がかかるため、その間に効果がないとジムをやめてしまうことに。
でも大半の人は本当に追い込めない。どうするか?
これは、1セットの間隔を狭くすることで解決できます。
自分なりの限界の回数までやったら、10秒休憩して、再開。また限界まで。10秒休憩して再開。
で、合計3セットやります。
短い休憩時間を挟むことで、2セット目、3セット目は1セット目に比べてできる回数が減っていきます。
こうやることで、自然に筋肉を追い込むことできるし、ダラダラしないから嫌になりにくいんです。
また、筋トレやったわ~という達成感もありますし、効果の出も速いからジム通いに意味を感じやすくなります。
つまり続かない原因がなくなります。
5.重りを上げるときは一瞬・下げるときは超ゆっくり
筋トレマシンで重りを上げる動作のときは、瞬間的に力を入れてグッと上げましょう。
ダラーッと上げるのではなく、グッ!と
そして、その際に肘や膝が伸び切らないように。
上がったら、今度は超ゆっくり重りを下ろします。
最低3秒はかけてゆっくり、重りに抵抗しながら下ろします。
上げるときもゆっくりだと、メリハリがなくて嫌になります。時間の経過が遅くなるので。
また、ゆっくり下ろすとしっかりと負荷をかけることができ、より少ない回数で筋トレ効果を高めることができます。
スポーツジムは続かなくて当たり前
スポーツジムは続かなくて当たり前。
しんどいことしに行くんですから、人間として行きたくなくなるのは当然です。
しんどい・面倒くさいの強さ = 運動強度 × 時間
です。
運動強度は、スポーツジムに行く以上ある程度は仕方がありません。
でも時間が短いと我慢できるでしょ?
ダラダラ長いと嫌になるんです。
つまり時間をできるだけ減らせれば、スポーツジムに行く嫌な感じが減るんです。
とにかく、少ない種目を、ダラダラせずにパッとやる。それが終わったら、これくらいで終わっちゃ効果が出ないとか、真面目な気持ちは捨てて家に帰る。
これを繰り返していけば、そのうち運動することが当たり前になってきて、もっと種目を増やそうか?とか時間を伸ばそうかと自主的になってきます。
そうなるのが運動習慣。
運動習慣はお金をかけても手に入らない財産。
年寄りになっても運動できる習慣があると、それだけ病気や怪我をしにくくて医療費や保険代とかが浮きます。
節約生活で毎日スーパーのチラシを眺めて、1円のポイント還元を巡ってスマホポチポチ……
そっちのほうが疲れるし、将来的な節約効果は低いと思いますよ。